SSブログ

紅葉の吾妻渓谷 [ハイキング・登山]

2012年11月初旬、数年後に八ッ場ダムに沈む吾妻渓谷を歩きました。






01.jpg
JR吾妻線の川原湯温泉駅を出発すると、ほどなく吾妻渓谷の遊歩道が現れます。左の吾妻線と道路(国道145号旧道)はダム完成後に水没します。





02.jpg
遊歩道を歩くとすぐに滝見橋です。まだ新しいこの橋も水没します。





03.jpg
滝見橋から八ッ場大橋と吾妻線の鉄橋。紅葉のピークまであと一週間くらいでした。





04.jpg
旧街道の趣がある遊歩道。一部は吾妻川沿いの古道が遊歩道として再利用されています。このような歴史の遺産も沈んでしまうのは本当に惜しい。






05.jpg
深まる秋。周囲は紅葉のトンネルです。






06.jpg
見晴台への分岐。右に上がる道は工事のフェンスで塞がれていました。






07.jpg
見晴台からの吾妻渓谷。正面奥にダム本体が建設されます(わずかに四角い構造物が見えるあたり)






08.jpg
渓谷の幅が狭まり、八丁暗がりと呼ばれる吾妻峡のハイライト。






09.jpg
明るい自然林の中を歩きます。





10.jpg
鹿飛橋を渡り、国道へ。






11.jpg
対岸から、夕日に染まる山を眺めます。





12.jpg
国道145号旧道。水没しない場所ですが、旧国道はダムの手前で行き止まりになるのでしょう。





13.jpg
ダム本体の建設場所付近は紅葉が見事です。





14.jpg
この時はまだ看板が立っているだけでした。現在位置は水面下70メートルくらいになるようです。





15.jpg
下を覗くと導水路らしき構造物が作られていました。





16.jpg
幅336メートル、高さ131メートルの巨大なコンクリートの塊により吾妻渓谷の自然は破壊されます。





17.jpg
八ッ場大橋。すでに国道バイパスが開通しているため、交通量はほとんどありません。





18.jpg
川原湯温泉の上空には湖面1号橋の橋脚。あの工事凍結はなんだったのでしょうか。





19.jpg
今立っている場所が水面下50メートルの湖底になるとは想像もできません。





20.jpg
斜面の上は「新」川原湯温泉の造成地です。周辺ではダム関連の工事が目立ちます。





21.jpg
老舗旅館、山木館も最後の秋。平成25年5月に閉館し、9月に造成地へ移転して営業再開予定。





22.jpg
翌朝。巨大な十字架が見下ろす川原湯温泉駅。





23.jpg
川原湯温泉駅に下り列車がやってきました。この光景も数年後には幻になってしまうのか・・・





24.jpg
川原湯温泉駅の前後の区間は平成26年に新線に切り替えられ、その後湖底に沈みます。

コメント(2) 
共通テーマ:旅行

コメント 2

Kaoruko

   今晩は

吾妻渓谷のハイキング・登山(紅葉)に訪れたのですね、
天候が良くてよかったですね。

青い空に紅葉している木々そして緑の木も残っていてマイナスイオンを吸収
出来そうなところですね、写真が素敵。

私も訪れた気分で・・・癒されながら観させて貰いました。
吾妻峡は国指定名勝なのですね、老舗旅館の山木館が他に移るのですね
残念なきがします、列車の走っているところも幻になってしまうのですね、
昔から利用されてきたのがなくなるのは寂しいものですね。

ダムの件はニュースではみましたけれど・・・?



by Kaoruko (2012-11-08 21:29) 

tabidori

>Kaorukoさん

こんにちは、コメントありがとうございます^^

吾妻渓谷のハイキングコースは1周1時間半の散策路でした。
天気予報はあまりよくなかったので、午後の遅い時間に到着する
電車で行ったのですが、着いたら晴れていたのでもっと早い時間から
歩きたかったです^^;

吾妻峡も駅も温泉街もダムができると湖の底に沈んでしまいます。
現地を歩いてみると、とてもそんな風には感じられないのですが・・・
残念ですね。

紅葉の森林浴は目の保養にもなってリフレッシュしますよ^^

by tabidori (2012-11-10 11:04) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

コスモス畑晩秋の奥多摩 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。