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下総国分寺 [癒しの散歩道]

遠出をしなかった3連休、近所の史跡を散策しました。近いからいつでも行けると思っている場所ほど、なかなか行けないものですね。






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京成電鉄市川真間駅から徒歩10分ほどのところにある六所神社。道標に「府中」の文字は、7~8世紀頃この地に下総国の国府が置かれたため。




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境内のイチョウはまだ青々としていましたが、木の下には銀杏がたくさん落ちていました。あと一か月したら黄色に染まるでしょう。





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六所神社から10分ほど歩き、高台に続く階段を上っていきます。





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階段の先には国指定史跡、下総国分寺跡があります。奈良時代に全国60か所に配置された国分寺のひとつで、国分僧寺と国分尼寺の発掘・保存が行われました。近所でも初めて訪れる名所は旅気分が出ますね(特に天気が良いと!)





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鮮やかな朱塗りの南大門は、明治時代に焼失したのを最後に長い間再建されませんでしたが、昭和53年に現在の境内の敷地に合わせた規模で復元されました。鎧瓦は境内から出土した天平時代の瓦を、鬼瓦は韓国慶州から出土した新羅時代のものを参考に復元されたそうです。





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下総国分僧寺は法隆寺様式の伽藍配置だったとされ、建築物の遺構が発掘されています。出土した礎石は境内の数か所に、敷地の都合か当時の配置とは無関係に置かれていました。





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現在は國分山國分寺という寺院の境内となっています。本堂の瓦も南大門と同じ復元瓦が使われて、大変美しく整備されています。





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日枝神社。国分寺の周囲にはいくつかの寺社が密集しています。





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道には史跡の案内板がありますが、入り組んだ狭い道が多くて迷子になりそうです。地図も設置してほしいですね・・・。





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道端の庚申堂。このあたりには広い畑も残っています。





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下総国分尼寺跡に着きました。こちらは芝生の公園になっていて、建物の礎石のあった場所にモニュメントが置かれています。このまま芝生の上で昼寝をしたくなるような秋晴れでした。





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国分尼寺跡から坂を下って15分ほど歩くと「じゅんさい池緑地」です。戦前は天然のじゅん菜が採れたそうですが、環境悪化によって絶滅し、公園として整備された後に栽培が行われています。





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じゅんさい池緑地を出て坂を登り、松戸街道を超えると斜面林に出ます。林の中の小さな神社は飛地天満宮。


続きます。

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