SSブログ

国府台城址 [癒しの散歩道]

下総国分寺の続きです。






01.jpg
「国府台ふれあいの道」は300mほどの散策路ですが、ちょっとした山歩き気分が味わえます。「水と緑の回廊」の一部にもなっています。





02.jpg
「水と緑の回廊」は、北総鉄道の北国分駅から京成電鉄の国府台駅まで5キロほどのハイキングコースです。坂を上り、国府台城の城郭だった場所に入ります。





03.jpg
国府台城跡の一角にある総寧寺。境内の石碑には「里見城跡」の文字がありました。里見城は里見八犬伝の館山城の別名ですが??





04.jpg
里見公園の正面入口に着きました。ここが国府台城址です。この広場には、明治時代に陸軍病院が建設されましたが、今は城の遺構も軍の遺構も残っていません。





05.jpg
陸軍病院があった場所は西洋庭園になっていて、小さなバラ園があります。秋は紅葉の名所です。





06.jpg
北原白秋が江戸川の対岸、小岩の住まいとしていた紫烟草舎。江戸川の河川改修工事で解体後、ここに移築されました。いつ来ても雨戸が閉まって廃屋のように見えてしまいます。





07.jpg
土塁の上にある「夜泣き石」と「里見軍将士亡霊の碑」。北条軍と里見軍の激戦の地となった国府台城の悲話伝説。夜泣き石の台座は、この下にある古墳から発掘された石棺の蓋です・・・。





08.jpg
公園の奥に進んでいくと、戦国時代の遺構の土塁が現れます。苔生した土塁は趣があります。





09.jpg
土塁の一部は古墳の盛土が利用されています。明戸古墳から発掘された石棺が野ざらしで展示されていますが、博物館に保管した方がいいんでは・・・。




10.jpg
二重の土塁と空堀。高低差5メートルほどある大規模なものです。これだけ遺構がありながら、何の史跡の指定も受けていないのが不思議です。城に関する説明版もありません。





11.jpg
土塁上の市川市最高標高地点。標高30.1mです。





12.jpg
遠くにスカイツリーが霞んで見えます。国府台城は江戸城が見下ろせるため廃城になったといわれています。ビルが無い時代、ここから江戸城の巨大な天守閣が見えたのでしょう。





13.jpg
江戸川の土手を歩いて帰ります。正面が国府台上のある台地です。だいぶ日が傾いてきました。





14.jpg
京成電鉄の国府台駅の近くには市川関所跡があります。江戸川に橋が架かる前は、対岸の小岩を渡し船が結んでいました。ここから千葉街道を歩いて、JR市川駅までは10分ほどです。

nice!(0)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。